【経営者】採用にも活きるマーケティング思考!10人規模の町工場が応募者年間100人以上のワケ
精密板金・精密機械加工の株式会社タシロで取締役を務める田城 功揮さん(30歳)。
思わず手に取りたくなるようなアイデア製品を開発し続け、テレビ・雑誌・新聞など年間12回メディアに出演する経営者が、MERC Educationを受講した理由を伺いました。
目次
売上UPのためにまずはマーケティングが必要!経営者が多く通うスクールだからこその安心感
ー田城さんがマーケティングに興味を持ったきっかけを教えてください。
1年ほど前から自社製品の製造販売を開始したのですが、「思ったほど売上が伸びないな」と感じていました。
「何を改善していけばいいのか」と考えたときに、製品のブラッシュアップかマーケティングかと迷ったのですが、複数の製品がある中で一番のベースになるのはマーケティングではないかと思ったんですよね。個々の製品のブラッシュアップはその後ではないかと。
ーそうだったんですね。マーケティングスクールMERC Educationを知ったのはどのようなタイミングでしたか?
マーケティングを勉強したいことを都度友人に話していると、『Googleなどの「広告の手法」ではなく「マーケティングの考え方のベース」になるものを学ぶことができるし、自分も受講してすごくおすすめだよ』と紹介されたのがMERC Educationでした。
本などで部分的に学ぶことも可能ではあると思いますが、マーケティングを学んだことがない自分にとってはハードルが高いように感じていました。
ーご紹介で知っていただいたのですね。他社と比較検討はされましたか?
はい、「アカデミックに体系的に学べる」という軸で、MBAと比較検討しました。
最終的には下記4点からMERC Educationに決めました。
- 実践:2時間の授業の中で、手を動かして調べ作業などもおこなって実践的に学ぶことができる。
- 面倒見の良さ:授業を休んでもフォローしてくれる体制がある。
- 生涯学習:3ヶ月の授業が終わった後も、卒業生コミュニティ「MERC Guild(マークギルド)」で最終学習歴を更新して学び続けることができる。
- 受講者の属性:自分と同じ「中小企業の経営者」も多い。
当時、月に3回ほど展示会に出展していたこともあり、最初から欠席しなければいけない授業があることが分かっていました。おそらく出席率は6~7割ほどだったと思います。笑
しかし、前もって欠席の旨をご連絡しておくことで、スタッフの方に個別に丁寧にフォローしていただくことができました。
また、体験授業にも参加して、とても雰囲気が良かった・アットホーム感があったのも良かったですね。
多忙でも最後まで受講し続けられるフォロー体制!マーケティング従事者の裏話も面白い
ースタッフの個別フォローはどのような内容でしたか?
■前提:MERC Educationでは、授業の録画・講義スライドは受講期間中も卒業後もいつでも見返すことができる。
休んだ授業の録画を見たうえで、トピックに対するフォロー・質疑応答など対応いただきました。
もちろんこれはありがたいのですが、私にとっては何よりも1対1でマーケティングのお仕事に従事されている方とお話できるというのが面白かったですね。
マーケティングのお仕事に従事されている方のご経歴や視点がとても新鮮で、刺激をもらいました。
ーありがとうございます。受講前に何か不安だったことはありますか?
初めてのマーケティングの学習だったので、受講者全体が前提知識がある人ばかりだったら「ついていけるのかな」という不安はありましたね。
実際に受講してみるとそんなことはなく、初心者にも非常に分かりやすくご指導いただけたので良かったです。
10人規模の町工場が応募者年間100人以上!採用にも活きるマーケティング思考
ーありがとうございます。実際に受講してみていかがでしたか?
「新製品の開発」「既存製品の見直し」「採用面」と、大きく3点に役立っているように感じます。
「新製品の開発」という点では、どういう風にターゲティングして、カスタマージャーニーを考えていって、どういう風にPRしていくのかという具体的なやり方が非常に勉強になりました。授業のアーカイブもありますし、おさらいしながら学ぶことができたのも良かったです。
「既存製品の見直し」という点では、「3WAYピザ窯」という製品を授業の後にさらに軽くしました。コンパクトさが強みなので、とことんそこは追求したいなと。カスタマージャーニーを描いてそれぞれの魅力に映る製品にしたいと考え、重くてもすごく頑丈な新しいピザ窯もできたら良いなと考えています。
「採用面」では、「どういう人に来て欲しいのか」というイメージを細かく具体化する際に非常に役に立ちました。結果的に「10人規模の町工場が応募者年間100人以上」という成果につながっているのかなと思います。
MERC Educationを受講する前も採用には力を入れていたのですが、それほどうまくいっていなかったのが正直なところです。
受講をきっかけに採用対象者のターゲットを細かく描き出したり、BtoB事業でも「なんでうちを取引先として選んでくれてるんだろう」というところを分解して考えたりするようになりました。
考え方のベースができ、新しいことを考える時にマーケティングの思考は何でも使える、そしてまた使っているなと感じます。
「こういう目的で、こういう風に仕掛けて、こういう成果が出ました」とより具体的にものを語れるようになりました。
ーすごいですね!日常の変化などはありますか?
そうですね、普段の生活の中でも、例えばこの食品はどういう戦略でどういう打ち出しをしているのか、と考えてみるようになりました。
戦略や打ち出しが分かりやすいものは今までも頭で連想することはありましたが、分かりにくいものまで1つ1つ分解してみるようになったのは大きな変化だと思います。
また、技術関係の仕事ですと特に機能面ばかりに注目しがちですが、「誰が何の目的でこれをやっているのか」を考え、ストーリーでユニークさを生み出して差別化していくことも意識するようになりました。
「日本一挑戦する町工場」に!マーケティング思考が挑戦のベースになる
ーMERC Educationを友人に勧めていただけるとしたら、どのようにおすすめしますか?
やはり最大の魅力である「継続学習」ができるというところをおすすめしますね。3カ月で終わらずにマーケティングの思考をブラッシュアップできるコミュニティ「MERC Guild」の存在は大きいと思います。
MERC Guildでイベントがあるたびに、「このテーマって授業の中ではどういう風に習ったかな?」と授業の録画やスライドを見返すことも多いです。
このように復習のきっかけがあるのもありがたいですね。
ーありがとうございます。最後に田城さんの今後の目標を教えてください。
「日本一挑戦する町工場」です。
「展示会や物販イベントに月1回以上参加」しているのも10人規模の町工場では日本トップクラスだと思いますし、製品開発についても「3~4カ月に1回は新製品を出し続けて」挑戦しています。
挑戦していくにあたりマーケティングの思考はベースになるので、MERC Educationでの学びを活かしつつ、卒業生コミュニティのMERC Guildでさらにブラッシュアップしていきたいですね。